Top >  がん関連の本 >  末期がんの女医が贈る患者へのメッセージ

スポンサードリンク

末期がんの女医が贈る患者へのメッセージ

小倉先生の著書の紹介です。

フルタイムで忙しい先生なのですが、こんなに沢山の本を出されています。

どれから読みましょうかね。

【著者紹介】 小倉恒子(おぐら・つねこ)さん  21年前(1987年)に乳がんが発病し、全摘手術を受けた。その後、2000年に再発、05年に再々発、07年に全身転移。病状は悪化し続けているが、現在も週1回の抗がん剤治療を続けながら、耳鼻咽喉科医としてフルタイムで働いている。  著書には、「女医が乳がんになったとき」(ぶんか社文庫)、「怖がらないで生きようよ―がんと共生する医師のポジティブ・ライフ」(講談社)、「あなただって『がん』と一緒に生きられる」(KAWADE夢新書)、「WILL-眠り行く前に がんになった女医がわが子へ贈る愛のカセットテープ」(ブックマン社)などがある。  12月7日に大阪市内で開かれる「アジア乳がん学会」では、「患者と医療者のパートナーシップ」という演題で講演する予定。

<以下、記事の引用です>


末期がんの女医が贈る患者へのメッセージ
ソーシャルブックマーク:
 21年前に乳がんの全摘手術を受け、再発、再々発、全身転移し、現在も治療を続けている小倉恒子さん(小倉耳鼻咽喉科医院副院長)が12月5日、「乳がんの女医が贈る 乳がんが再発した人の明るい処方箋」(主婦の友社)を出版した。病状は悪化し続けているが、現在も週1回の抗がん剤治療を受けながら、耳鼻咽喉科医としてフルタイムで働いている。自分や家族が「がん」と宣告されたとき、再発したとき、全身転移したとき、どう向き合えばいいのか―。小倉さんに聞いた。

【関連記事】
「千葉県がん患者大集合2008」開催
全身転移のがんと闘う女医が著書出版
日本の臨床開発を底上げし、世界のがんセンターに
ドラッグ・ラグから市販後安全対策へ―薬害検討委員が学会発表
11年度中に「ドラッグ・ラグ」解消-厚労省

■内にこもらないで

 抗がん剤治療を続けているがん患者の中には、「化粧する気力もない」「外に出たくない」と内にこもってしまう人も少なくありません。同書では特に女性のがん患者に向けて、わたしのメイク術を公開しています。
 わたしは約8年間、抗がん剤を打ち続けて、髪の毛、まつげ、まゆ毛が抜け、皮膚には色素が沈着しています。しかし、メイクとウィッグで別人になることができます。今では自分が抗がん剤を打ち続けていることを伝えても、信じてもらえないことが多いほどです。本当は色素沈着している素顔の写真は出したくなかったのですが、皆さんに「末期がんでもこんなに元気なんですよ」というメッセージを伝えるために、思い切って公開しました。がんだからといって内にこもらず、明るい気分になってどんどん出掛けてほしいですね。


■患者同士つるんでスピリチュアル・ペインを軽減

 病気が長引いてくると、「わたしだけがなぜこんなに苦しまなければならないのか」と、精神的な苦痛を強く感じることがあります。また、死を自覚しなければならないような病状になった場合や、他人のお世話にならなければ生きていけなくなった場合、自分の存在価値・存在意義に疑問が生じることもあります。こうした目に見えない苦痛は「スピリチュアル・ペイン」と呼ばれ、それなりの対策が必要とされています。スピリチュアル・ペインを克服して明るく生きていくためには、孤立せず、患者同士で「つるむ」ことが大切です。最近では各地でがん患者を対象にした集会やイベントが開かれているので、積極的に参加されることをお勧めします。がんになったことがきっかけで、仕事を辞める人も少なくありませんが、「自分は病気には負けてない」と強く意識して、職場への復帰を目指してほしいですね。

■精神的にタフになって

 早期発見できなかった人、再発や再々発してしまった人、全身転移してしまった人でも、夢と目標を持ってがんと共存しながら、強く生きてもらいたい。長い闘病生活を送ることになったとしても、自分の目標に到達する努力は続けてほしい。そして、人生を終える時も、「いい人生を送ることができた」と思えるような、そんな生き方をしてほしい。
 わたしはこれまで21年間、がんと闘ってきましたが、臨床的に見ると、どんどん悪くなっています。「がんに効く」といわれている民間療法や薬は何でも試し、選択肢がどんどん少なくなっています。嘔吐、脱毛などの副作用にも苦しみながら8年間、何種類もの抗がん剤を打ちましたが、同じ抗がん剤の使用を続けると、耐性ができて効かなくなってしまいます。国内で承認されているもので、わたしの体に効果が期待できる抗がん剤は、あと2つしか残っていません。
 がんの再発、再々発、全身転移を経ていくにつれて、目の前の道はどんどん細くなり、暗くなっていくばかりでした。同じような境遇の人はたくさんいると思いますが、わたしが皆さんの一歩前を歩き、暗くて細い道に少しでも光を照らしたい。後に続く人たちに、少しでも希望を与えたい。そんな思いを込めて、この本を書きました。
 がん患者やその家族からよく「治療の苦しみにどうやったら耐えられるのか」と質問を受けますが、同書ではわたしなりの「精神訓練法」「副作用などの苦しみを乗り越える方法」も書いています。どんなにつらくても、決してあきらめないでほしい。わたしが“生き見本”です。
 がん患者でなくても、挫折してしまった人、精神的に弱っている人、体調を崩している人にもぜひ読んでいただきたいと思っています。

■担当医と患者の信頼関係を

 がん治療を続けていく上で、担当医と患者間で信頼関係を構築することも大切だと思います。最近ではインターネットなどにあらゆる情報がはんらんし、患者もいろいろな知識を身に付けている。しかし、「頭でっかち」になって、担当医や医療機関を疑ってばかりでは、ベストの治療を受けることはできませんし、高い治療効果も望めません。
 受け入れてくれる医療機関が全くない、いわゆる「がん難民」という状態も、患者が頑固な態度であったために起こるケースも少なくありません。柔軟性を持って、担当医の話を受け入れ、信頼関係を築いていくという姿勢も大切です。
 また、担当医には、「患者の精神的苦痛と肉体的苦痛を一緒に背負う」「患者に寄り添う」という気持ちを持って医療に当たっていただきたいと思います。 

■「ドラッグ・ラグ」の解消を

 「ドラッグ・ラグ」とは、海外の医療現場で使用されている薬が、日本国内で使用できない状況を言います。例えば、ある種の抗がん剤の使用が日本以外の国では認められていて、効果を発揮していても、日本では厚生労働省の承認が下りていないため、使用することができないケースが少なくありません。 
 わたしは、現在もフルタイムで耳鼻咽喉科医の仕事を続けています。休日は日曜のみで、金曜の午後は毎週抗がん剤治療。病状は年々悪化していますが、昨年はこの20年間で所得額も納税額も最も多かった。末期がんのわたしでも遅刻もせず、夏休みも取らずに働いて、一生懸命、税金を納めているのです。納税者の一人として、一刻も早くドラッグ・ラグが解消されることを望みます。抗がん剤で延命するしかないがん患者は、国内での承認が延び延びになっているうちに、どんどん亡くなっていきます。国民2人に1人ががんになる時代ですから、政治家も役人も人ごとと思わないで、真剣に考えてほしい。予防に力を入れるのも大切ですが、末期がん患者を見捨てないでください。

【著者紹介】
小倉恒子(おぐら・つねこ)さん
 21年前(1987年)に乳がんが発病し、全摘手術を受けた。その後、2000年に再発、05年に再々発、07年に全身転移。病状は悪化し続けているが、現在も週1回の抗がん剤治療を続けながら、耳鼻咽喉科医としてフルタイムで働いている。
 著書には、「女医が乳がんになったとき」(ぶんか社文庫)、「怖がらないで生きようよ―がんと共生する医師のポジティブ・ライフ」(講談社)、「あなただって『がん』と一緒に生きられる」(KAWADE夢新書)、「WILL-眠り行く前に がんになった女医がわが子へ贈る愛のカセットテープ」(ブックマン社)などがある。
 12月7日に大阪市内で開かれる「アジア乳がん学会」では、「患者と医療者のパートナーシップ」という演題で講演する予定。

スポンサードリンク

 <  前の記事 「人間、好きになったかな」-がんと闘う女医のつぶやき  |  トップページ  |  次の記事 国民はもっとがんを知るべきだ  > 

         
このページについて

このページは「がん治療最前線!フコイダンの真の力」の記事のひとつです。

他にも多くの記事があります。トップページサイトマップもご覧ください。

スポンサードリンク

更新履歴