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Dr.中川のがんの時代を暮らす:/6 偉大なる宇宙


Dr.中川のがんの時代を暮らす:/6 偉大なる宇宙

中川先生のがんのコラムです。

放射能のことも書いてくれています。


Dr.中川のがんの時代を暮らす:/6 偉大なる宇宙

<以下、記事の引用です>

Dr.中川のがんの時代を暮らす:/6 偉大なる宇宙

 東京電力福島第1原発の事故では、「想定外」とされる1000年に1度の巨大津波が大きな被害をもたらしました。しかし、46億年の地球の歴史には、それこそ想定を大幅に上回る「大事件」がたくさんありました。

 たとえば、巨大隕石(いんせき)の衝突によって海の水がすべて蒸発してしまったこと(全海洋蒸発)も、地球全体が凍りついたこと(全球凍結)もありました。そのたびに、生命は絶滅の危機に直面してきました。私たちは、あくまでも自然の一部であり、自然を完全に支配することなど不可能なのです。

 インターネットや電子メールで情報を瞬時にやりとりし、クローン動物も作り出す現代文明をもってしても、放射性物質のセシウム137の半減期(約30年)を短くすることはできません。ウラン238の半減期は約45億年と、地球の年齢とほぼ同じですから、人間の時間感覚など全く通用しません。この宇宙は人間を超越した存在です。豊かな自然の中で、一神教的な宗教にあまり頼らず生きてきた日本人にとっても、宇宙は「神」に似た存在だと言えるでしょう。そして、そのような放射性物質の性質が、多数の有害物質の中でも、とりわけ特別視される背景かもしれません。

 私たちの体の7割近くは水でできています。水の分子は、水素と酸素でできていますが、水素原子は、137億年前の宇宙誕生の直後にできたものです。酸素原子や炭素原子は、星の内部で「核融合」によってできました。甲状腺ホルモンの材料として人体に不可欠なヨウ素は、巨大な星が「超新星爆発」という大爆発を起こして一生を終えるときにできたものです。

 夜空のどこかの星の死によって、宇宙空間にまき散らされた元素が、いまの私たちの命を支えています。そして私たちの死によって、体を構成していた元素は再び宇宙に帰り、新しい星の一部になります。私たちの命は宇宙の一部と言ってもよいのです。

 今、都会が消費するエネルギーを地方の原発でまかなう仕組みが問い直されてもいます。私たちを産み落とし、そして帰っていく「宇宙」をコントロールできると過信したことがそもそもの問題だったのかもしれません。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)=Dr.中川へ質問をお寄せください

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