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Dr.中川のがんから死生をみつめる:/74 人種で異なる遺伝子異常


Dr.中川のがんから死生をみつめる:/74 人種で異なる遺伝子異常

中川先生のコラムです。

梨元さんの訃報から引き続いて肺がんの原因についての説明です。

日本人では肺がんのおよそ3~4割にEGFR遺伝子の異常がみられ、これが発がんの原因となっています。EGFR遺伝子の異常は、日本人をはじめとするアジア人に多いほか、女性、そして肺がんの中でも「腺がん」の患者に多くみられます。たばこを吸わないのに肺がんになった人の多くで、EGFR遺伝子の異常が関係していると考えられます。

日本人は人種的にたばこを吸わなくても肺がんになるとのことで、

遺伝子異常では対処の方法がありませんので、

このがんに関しては定期検査と祈るしかないですね!。

Dr.中川のがんから死生をみつめる:/74 人種で異なる遺伝子異常

<以下、記事の引用です>

Dr.中川のがんから死生をみつめる:/74 人種で異なる遺伝子異常

 芸能リポーターの梨元勝さんは、たばこを吸いませんでしたが、肺がんで亡くなりました。欧米では、肺がんの原因の9割がたばこと言われる一方、日本では、たばこを吸わなくても肺がんになる人が少なくありません。人種による遺伝子の違いがあるためです。

 がんの原因は、細胞の増殖をコントロールしているたんぱく質に異常が起き、細胞が際限なく増え続けてしまうことです。細胞増殖にかかわるたんぱく質の一つに「EGFR」というたんぱく質があります。EGFRは「上皮成長因子受容体」の略称で、細胞の表面に存在します。このたんぱく質に「増殖因子」が結合するとスイッチがオンになり、EGFRからの信号が細胞の核に伝えられ、細胞増殖が始まります。

 しかし、一部の肺がんでは、EGFRを作る遺伝子に異常が起き、増殖因子が結合しなくても、EGFRのスイッチが常にオンになります。このため、EGFRからの指令が常に出続け、異常な細胞増殖が起き、肺がんができるのです。

 欧米人には、アルコールが分解されてできる「アセトアルデヒド」を解毒する酵素の遺伝子の異常がないため、お酒で顔が赤くなる人はまずいません。日本人の3~4割は「部分欠損型」のため、顔が赤くなります。こうした人が深酒すると発がんの危険が高まります。

 同じように、EGFR遺伝子の異常は、欧米人の肺がん患者では1割くらいにしかいませんが、日本人では肺がんのおよそ3~4割にEGFR遺伝子の異常がみられ、これが発がんの原因となっています。EGFR遺伝子の異常は、日本人をはじめとするアジア人に多いほか、女性、そして肺がんの中でも「腺がん」の患者に多くみられます。たばこを吸わないのに肺がんになった人の多くで、EGFR遺伝子の異常が関係していると考えられます。

 一方、たばこを吸う肺がんになった人にはEGFR遺伝子の異常は少なく、「K-RAS遺伝子」という別の遺伝子の異常が多くなります。この遺伝子も、やはり発がんの原因となります。発がんの原因遺伝子の話題を、来週も続けます。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)

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