ほうれん草にはβーカロチンや、ビタミンC,Eが豊富に含まれています。
このβーカロチンは抗酸化物質で、物質の酸化を防ぐ力があります。
がん遺伝子は発がん物質(発がんイニシエーター)によって異常細胞になり、発がんプロモーターという役割を持つ物質によって細胞内に毒性の強い活性酸素が発生、この活性酸素が細胞核の遺伝子の異常を引き起こして、活性化したがん遺伝子と協力して異常細胞を本物のがん細胞に育て上げていきます。そしてがん細胞が分裂し増殖して発病にいたります。
この発がんのメカニズムには活性酸素が非常に重要な役割をしているので、この活性酸素を除去してしまえばがん細胞は一人前にはなりません。
βーカロチンは、活性酸素を取り除く掃除の役目をしてくれ、がん細胞の誕生を手前で阻止してくれます。
またがん細胞が出来てしまい、増殖をしていても、βーカロチンは活性酸素を一掃しながら分裂増殖を抑え込んでもくれるのです。
そして免疫細胞を増やして働きを強化してくれる作用も兼ね備えています。
βーカロチンは、強力な抗がん作用があることがわかります。
βーカロチンを効率よく摂取するには、油で調理する方法が一番効率がいいようです。
軽く炒めて味噌汁やシチューなどの汁物に入れて食べると、含量の約60~70%が吸収できます。
煮た場合は20~30%程度、生の場合は約10%になります。
ゆでた場合はほとんどがゆで汁に流れ出てしまうので、ゆで時間は出来るだけ短くすることが必要です。
βーカロチンは、青じそ、パセリ、春菊、小松菜、ニラ、ほうれん草の順に多く含まれています。
ちなみにたばこを吸う場合は、βーカロチンをたくさん摂っても無意味なことになります。
たばこの煙が作り出す活性酸素が多量のため、貴重なβーカロチンはこの活性酸素を消すために使われてしまうのです。
また、たばこは発がんのイニシエーターでありプロモーターでもあるのです。
たばこを吸っていたのではがん予防にはなりませんね。
