膵臓がん(2)無理な手術より治療薬
末期の膵臓がんと診断されてもあきらめなくてもいいんですね。
病院によってこんなに診断に違いがあるとはほんとに驚きです。
膵臓がんでも助かる可能性があることがわかりました。
あきらめなくてほんとによかったですね。
膵臓がん(2)無理な手術より治療薬
<以下、記事の引用です>
膵臓がん(2)無理な手術より治療薬
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定期的に井岡さん(右)の診察を受けながら、「がんとともに前向きに生きたい」と語るBさん
手術不能の末期がんで、余命3か月――2002年8月、大阪府門真市のBさん(68)は自宅近くの病院でそう診断された。家族は何とか手術できないかと気をもみ、あちこちの医療機関の情報を集めた。本人はそんな気力さえなく身辺整理を始めたが、遺書はどうしても書けない。「本音では生きたいという気持ちがあったんです」。念のためと、大阪府立成人病センター(大阪市)を受診。すると、予想外の答えが返ってきた。「治療の可能性はあります」
がんは7・5センチで、近くの大きな動脈にも広がっており手術では取り切れない。以前なら治療は難しかったが、その前年、膵臓がんでは初めての抗がん剤ジェムザールが承認された。約20%の患者に、がんの縮小効果があるとされる。
同センターに入院したBさんは、週1回の抗がん剤の点滴と、放射線治療を受けた。幸い副作用もなく半年後に退院。その後も週1回の点滴治療を続けている。がんは1年後に2センチほどに縮小した。
退院して間もなく、うつに陥ったこともあった。だれにも会いたくないし、食欲もなかった。神経性の胃痛で、週1回は病院に担ぎ込まれた。長女(44)は「きれい好きな母が顔も洗わず髪もぼさぼさのまま。胸が痛んだ」と振り返る。立ち直れたのは、家族のお陰だ。無理に励ますこともなく、さりげなく好物のメロンを用意したりし、静かに寄り添ってくれた。
女性は「あきらめなくてよかった。完全に治すことはできなくても、がんと共存する気持ちで、温泉旅行をしたりおいしいものを食べたりしています」と語る。
09年には早期の肺がんが見つかったが、手術で切除した。時々、おなかのがんに話しかける。「死ぬまでつきあおうね。だから、あんたもあんまり悪させんといてね」
膵臓がんは進行して見つかることが多い。手術可能な例は、日本膵臓学会の統計では患者の30~40%で、一般には10~20%とも言われる。5年生存率は、同学会の調査で10%程度とされ、手術ができた場合でも、10~20%とされる。
同センター検診部副部長で腫瘍内科医の井岡達也さんは「無理にでも手術を望む患者や家族もいるが、抗がん剤治療などを選んだほうが、体の負担が少ない場合もあり、かえって元気でいられる期間が増える可能性もある」と話す。
(2010年2月5日 読売新聞)
