サメ軟骨 抗ガン成分《ムコ多糖体-コンドロイチン硫酸》
近年の抗癌剤の研究は、いかにしてガンの転移を防ぐかが大きな開発テーマになっています。ガンの転移が押さえられれば、ガンを制圧することは難しくないはずです。
サメの軟骨が注目されたのは、発がん物質の高濃度に混じった水槽でサメを飼っても、サメにはガンがほとんど発生しないという実験からでした。
動物は硬い骨で身体を支えていますが、サメには硬い骨はなく全て頭からひれまで軟骨です。
硬い骨と軟骨の違いは血管があるかないかという違いです。
生物にとって血管は身体の組織に酸素や栄養を運ぶ補給路ですので、血管がなくなってしまえば組織は栄養が届かず死滅してしまいます。
ところが、サメは軟骨の中に含まれている大量の水分を介して栄養補給をしているので、軟骨は死滅することはありません。
軟骨に血管はない、ということは、血管の造成を軟骨の部分だけ抑える物質が存在するはずです。
ガン細胞は血管新生増殖因子というものを出して、新しい血管をどんどん勝手に作り出して数を増やして大きくなっていきます。
サメの軟骨に含まれる血管の造成を抑える物質が、ガンの新生血管の造成をも押さえてくれることが研究によってわかってきました。
物質の名前は《ムコ多糖体》といわれ、主成分はコンドロイチン硫酸で、これが正常な細胞を傷つけないでガン細胞を兵糧攻めにして滅ぼしてしまいます。
サメ軟骨は子宮筋腫のような良性の腫瘍にも有効です。
良性とはいっても血管をつくって栄養を補給しているため、ガンを死滅させる同じメカニズムで良性の腫瘍を小さくすることができます。
また激痛を伴うガンの骨転移の場合の鎮痛効果も期待できます。
