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【最新記事】

「世界の肝がん治療を変える」パイオニア

肝臓がんの世界的スペシャリストの先生の紹介です。

工藤正俊主任教授(56)!

「ラジオ波焼灼術」の開発者として知られています。

「世界の肝がん治療を変える」パイオニア

<以下、記事の引用です>

「世界の肝がん治療を変える」パイオニア ★近畿大学医学部附属病院(大阪府大阪狭山市)工藤正俊主任教授(56) 2010.10.14 連載:ブラックジャックを探せ

工藤正俊主任教授【拡大】

 近畿大学教授の工藤正俊医師は、日本の肝がん治療の進化の過程において、数多くの功績を残してきた。

 現在では多くの医療機関が導入している「ラジオ波焼灼術」もそのひとつ。肝臓のがんのある部位に電極のついた針を刺し、そこからラジオ波という電流を患部に流してがん組織を死滅させる治療法で、効果と安全性に優れた治療法として、手術でのがん切除が困難なケースを対象に行われている。

 工藤医師は日本におけるこの治療法の第一人者として、年間400例に及ぶ症例を重ねてきた。自らが開発したさまざまな技術を駆使し、エコーでも見えないがんに対しても正確に、かつムダなくラジオ波を当てることを可能にした。

 「新しい技術を思いつくのは、発想の転換なんですよ」と工藤医師は笑うが、そこで生まれた技術の数々が、多くの肝がん患者の命を救ってきたのも事実だ。

 ラジオ波焼灼術後の患者に対してペグインターフェロンという抗ウイルス薬の少量投与法を確立し、従来肝がんでは難しかった「10年生存」を珍しくないものとした工藤医師。現在はラジオ波焼灼術後に分子標的治療薬を使う治療の臨床試験に取り組んでおり、彼をトップとする近大のチームは、この臨床試験で世界の中で5本の指に入る症例数を誇る。

 他にも新薬の国際規模での治験の最高責任者として、また自らが組織した厚生労働省の研究班でも、さまざまな薬剤の組み合わせによる治療法の検証が進んでいる。

 「世界の肝がん治療を変えていきたい」

 そう語る工藤医師の研究に、世界中の肝がん治療医と患者の期待が集まっている。 (長田昭二)

■くどう・まさとし 1954年愛媛県生まれ。78年京都大学医学部卒業。神戸市立中央市民病院に勤務。87-89年米・カリフォルニア大学デイビス校客員教授。97年より近畿大学医学部に勤務し99年同附属病院消化器内科学主任教授。2008年より同病院長兼務。近大医学部奈良病院教授、同堺病院教授、神戸市立中央市民病院顧問。医学博士。

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