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ステージ4 がんと生きる 池田省三 <副作用>


ステージ4 がんと生きる 池田省三 <副作用>

中日新聞のコラムです。

池田省三さんの<ステージ4 がんと生きる>です。

副作用について書かれています。

抗がん剤!

ほんとに大変な薬だと思います。

使えば命の寿命が長くなる!だけではなく、

ひどい副作用と共に暮らすことになるのですね。

難しい選択です。

ステージ4 がんと生きる 池田省三 <副作用>

<以下、記事の引用です>

ステージ4 がんと生きる 池田省三 <副作用> 味覚異常 顔には発疹 2012年6月23日


点滴しながら診察室に移動する池田さん=東京都中央区の聖路加病院で

 手術後、抗がん剤治療を三週間受け、続く一週間は薬を使わない「休薬期間」の四週間を一サイクルとする治療を、十回連続して受けた。手足がしびれて無感覚になる副作用は、最初から出たが、最後の十サイクル目が終わるか、終わらないかの昨年十月ごろに、新たな副作用が出てきた。味覚に異常をきたしたのだ。
 理屈は分からないが、食べ物によって味がしたり、しなかったりで奇妙な状態に陥った。最初はご飯やパスタ、パンといった穀物系の味を感じなくなった。例えばラーメンを食べると、スープの味は感じるが、麺の味がしない。
 そのうち、肉類の味が分からなくなった。牛肉も豚肉も鳥肉も分からない。ステーキを食べても、草履をかんでいるかのようだった。アルコール類は止められてはいなかったので、それなりにたしなんだが、ビールがまずくなった。出始めのころの出来の悪いノンアルコール・ビールのような感じだった。
 魚の味は分かったが、それでもだんだんと味付けが濃くなっていった。不思議だったのは、アルコールでも、日本酒、ワインは味が分かったことだ。左党の私には、それが救いだった。私は、自分で料理も作る。母親譲りのコンブだしの「菜っ葉の煮浸し」なんかは、なかなかだと思っている。だが、食べてうまくなければ、作る気にもならない。最も困った副作用が味覚障害。文字通り、味気ない生活に食は細った。
 手術前、私の体重は七五キロほど。身長は一七〇センチで太めの体形だった。それが、手術で大腸の患部を切除。手術前後に、腸を空っぽにするために三週間絶食したこともあって、体重は六八キロに減り、それで安定していた。ところが、味覚異常が起きてからは一カ月で三キロも減った。病的ではなかったが、手術前と比べて二回りは体が小さくなった。
 昨年十一月上旬には、十サイクルが終わり、薬を飲まない一カ月半の完全休薬期間に入った。手足のしびれはそのままだったが、味覚異常の方は薬を変えたからだろう。今年二月ぐらいから徐々に回復して、今は正常に戻った。食欲も戻り、体重は六七キロに回復した。
 ただ、その一方で、完全休薬後の昨年十二月中旬に始めた別の抗がん剤で、別の副作用が出た。がん細胞を狙って攻撃するという「分子標的薬」だ。一回目の治療ではあまり出なかったが、それから二週間後の二回目の治療では、その翌日に、顔面に激しく発疹した。ひどいにきび面といった感じだ。
 痛みやかゆみはないが、人前には、ちょっと出られない顔。ほんの一晩で、これだけ変わったら、鏡を見て失神してしまう女性がいても不思議ではない。皮膚科の専門医にかかり、塗り薬を処方してもらった。症状は徐々に軽減した。腫瘍内科の主治医も、分子標的薬での治療を中断、別の抗がん剤に変えた。
 ただし、この分子標的薬は、副作用が出れば出るほど、がんにも効いているとのこと。延命期間が延びるというデータもあるそうだ。抗がん剤には賛否あることは知っている。それを承知で、私は受けている。副作用についても覚悟の上だ。それでも、分子標的薬を中断するにあたり、主治医による説明の一部が耳に残っている。
 「いざとなれば、もう一度、これ(分子標的薬)が使えますよ」
 抗がん剤治療では、がんへの効果をチェックしながら、副作用とのバランスで薬剤を変える。基本的には、効果のある薬剤がなくなるまで、それが続くわけで、有効な分子標的薬の確保は、選択肢が一つ残ったことになる。
 だが、顔面の発疹の痕は、半年たっても消えず、皮膚科による治療もつい最近、終わったばかり。「『もう一度、使える』というのは、そうだろうが、また発疹するのはなぁ」と正直、思ってしまった。もっとも、病状が安定しているからこその、そんな思いなのだろう。
 (構成・鈴木伸幸)


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