がん:朝日医師も患者に 残された時間、どう生きて死ぬかが大切 /香川
がんの治療をしていた医師もがんになってしまう。
医者でもがんからは逃れられない。
朝日医師は「ちょっと早いとは思ったが、ショックはあまりありませんでしたね」と話す。「がんは発覚してからも人生を振り返る時間がある。不幸中の幸い。悪くてもあと3カ月はある」。そう考え、人生を見つめ直した。
もし自分ががんと告知されたらどうなるか?とても平静ではいられないと思います。
こんな考え方ができるようになれたら素晴らしいですね。
がん:朝日医師も患者に 残された時間、どう生きて死ぬかが大切 /香川
<以下、記事の引用です>
がん:朝日医師も患者に 残された時間、どう生きて死ぬかが大切 /香川◇34年間治療に尽力、「さぬきの絆」顧問
◇抗がん剤の副作用、身をもって知る
34年にわたってがん治療に尽力し、がん患者の会「さぬきの絆(きずな)」呼びかけ人で現顧問の高松市松福町1の朝日俊彦医師(62)が、自身もがんに侵され、治療を受けながら診察を続けている。「残された時間で医師として、がん患者としての経験を伝えたい」と、7日にある同会3周年の講演会で、自身の思いを語る。【三上健太郎】岡山大出身で専門は泌尿器科。がん治療に力を入れ、82年に赴任した県立中央病院で、当時はタブーとされたがんの告知を始めた。末期がんの患者に「早く教えてくれたら、元気なうちにしたいことがあった」と言われたことがあった。患者の人生。医師が本当のことを言わなくていいのか。葛藤(かっとう)があった。
だが「告知はできても、患者さんの死への恐怖を和らげられない」。本を読みあさり、多くの死に立ち会い「死からは逃げられない。よりよく生きることがよりよい死につながる」と考えるようになった。本を書き、講演依頼は年100回あった。07年7月にクリニックを開業。末期がん患者らの在宅医療に、炎天下も自転車で往診を続けた。
ところが、昨年9月、食欲が落ち、後輩医師を訪ねた。CTスキャンの結果を前に、後輩医師は沈黙。一目瞭然だった。胃、そして肝臓へのがんの転移。別の外科医は「手遅れで手術できない。病巣が広がりすぎている」。
朝日医師は「ちょっと早いとは思ったが、ショックはあまりありませんでしたね」と話す。「がんは発覚してからも人生を振り返る時間がある。不幸中の幸い。悪くてもあと3カ月はある」。そう考え、人生を見つめ直した。結果を持ち帰り、家族に入院せず、診療を続けることを了解してもらった。平日は勤務し、週末に抗がん剤治療を受けた。夜には熱が38度台に上がり、脱毛が目立ち始めた。副作用は昨年11月がピークだった。
今年に入り体調は安定。「副作用を身をもって知り、患者さんには迫力が出たと言われる。残された時間をどう生きて死んでいくかが大切なのです」と、刈り込んだ頭をなでて笑った。
◇あす講演会--高松
講演会は7日午後1時から、高松市番町1の県社会福祉総合センター。無料。事務局(080・3925・4490)。
