【ニッポン病院の実力】手術ができない場合の“強力な武器” 関東中央病院
肝臓がんの治療に「ラジオ波焼灼療法」という治療法があります。
関東中央病院は、「ラジオ波焼灼療法」で全国で4位に入るほどの治療実績のある病院で、
小池幸宏医長(46)が先頭に立って治療を行っています。
【ニッポン病院の実力】手術ができない場合の“強力な武器” 関東中央病院
<以下、記事の引用です>
【ニッポン病院の実力】手術ができない場合の“強力な武器” 関東中央病院 ★肝がん 2010.06.25 印刷する 関東中央病院・小池幸宏先生【拡大】
肝がん治療のひとつ「ラジオ波焼灼療法」は、特殊な針を肝がんに刺して高周波を発生させ、熱によってがん細胞を死滅させる。現在、多くの医療機関で実施されているが、関東で2位、全国でも4位の治療実績を誇るのが、関東中央病院消化器内科だ。C型肝炎などによる原発性の肝がんだけでなく、大腸がんや胃がんなどから肝臓に転移したがんに対しても、ラジオ波焼灼療法を積極的に行っている。「転移性の肝がんに対する治療は、基本的には手術と抗がん剤が柱になります。しかし、高齢や身体状態によって手術が難しいケースも多い。また、患者さんご自身が、『手術を受けたくない』ということもあります。その場合のひとつの手段として、『ラジオ波焼灼療法』を行っています」
こう話す小池幸宏医長(46)は、東京大学大学院医学研究科時代からこの療法に取り組み、2001年に関東中央病院に赴任以降は、先頭に立って治療を行っている。
そもそもラジオ波焼灼療法が適用される原発性肝がんは、「大きさが3センチ以下で3個以内」。3センチ程度のがんであれば、治療は12分程度で済み、入院も5日間という短期間が可能。C型肝炎による肝がんの場合は、ラジオ波焼灼療法後のインターフェロン治療で再発を防ぎ、効果を上げているという。また、再発した原発性肝がんでも、ラジオ波焼灼療法のみならず、がんに栄養分を送る血液を遮断する「動脈塞栓術」、化学療法などを総合的に実施。
その一方で、受診してくる患者は、原発性肝がんのみならず転移性の肝がんも多い。手術ができない、化学療法の効果も期待できない人にも、小池医長は、可能な限りラジオ波焼灼療法を実施している。
「完治は難しくても、延命することで、その間、新たな抗がん剤といった治療法が登場する可能性があります。ラジオ波焼灼療法を行った方がプラスになるならば、私は適用外でも行うべきだと考えています」と小池医長。
セクション内も縦割りではないため、転移性肝がんの治療にも取り組みやすいそうだ。その結果、他の病院から紹介されてくる患者も増えている。ただし、一縷の望みを抱き遠方から訪れる患者を診るたびに、小池医長は、「転移性肝がんに対するラジオ波焼灼療法を行う医療機関がもっと増えればと思う。ひとつの強力な武器ですから」。患者の治療の選択肢を増やすため、小池医長は若手の育成にも尽力中だ。(安達純子)
<データ>2009年実績
★ラジオ波焼灼療法263件
(内訳/原発性肝がん146件 転移性肝がん117件)
★肝動脈塞栓術53件
★化学療法導入58件
★常時50人程度入院
〔住所〕〒158-8531 東京都世田谷区上用賀6の25の1(電)03・3429・1171
