「脂肪肝メダカ」できた 創薬の研究動物として期待
メダカが人の役にたってくれそうです。
マウスの代わりにメダカを使用することで研究費や実験費用のコストが下がってくれる恩恵があるとのこと。
今回は脂肪肝の研究に対してですが、がんの研究にも応用できればいいですね。
「脂肪肝メダカ」できた 創薬の研究動物として期待
<以下、記事の引用です>
「脂肪肝メダカ」できた 創薬の研究動物として期待2009年12月6日16時46分
ふつうのメダカに脂肪分の多い餌を与えることで、ヒトの病気と同じような脂肪肝や脂肪性肝炎を発症させることに、東京医科歯科大と山口大のグループが成功した。ヒトの病気を再現したモデル動物として、脂肪肝が肝炎、さらに肝硬変へ進行する仕組みの解明や創薬に活用できそうだ。英国の発生学専門誌で近く発表する。グループは、メダカに通常の数倍の脂肪分を含む餌を与え、肝臓の変化を調べた。12週間後には、肝臓の重さが通常の3倍程度まで増え、肝炎などで肝細胞が壊れたときに出る酵素も2倍以上に増えた。肝細胞の様子から、このメダカは、ヒトの非アルコール性脂肪性肝炎と同様の状態と判断されたという。
このメダカに、脂肪をつきにくくするとされる魚の脂肪分「エイコサペンタエン酸(EPA)」を高脂肪食と同時に与えると、肝臓で脂肪を合成したり、分解したりする作用が、健康なメダカと同程度に戻った。脂肪肝のメダカを使った研究が、ヒトの治療薬の選別に役立つ可能性があることがわかったという。
肥満などが原因で起きる脂肪肝は、非アルコール性脂肪性肝炎を引き起こし、肝硬変、肝がんに進むこともある。だが、詳しいしくみはわかっていない。
東京医科歯科大の仁科博史教授は「繁殖などの実験費用はマウスの数十分の1以下ですむ。ヒトの病気をメダカで再現すれば、治療に有効な薬剤を効率的に選別できる」としている。(林義則)
