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慢性骨髄性白血病:「命の薬」不況の影 1錠3200円、患者所得144万円減

慢性骨髄性白血病:「命の薬」不況の影 1錠3200円、患者所得144万円減

命の薬は非常に高額です。

1錠¥3200を一日4錠-合計¥12800-の薬代がかかることになります。

一月30日分にしたら¥384000-

一年では¥4608000-

国の高額療養費制度を活用しても、処方の頻度に応じて年間50万~20万円程度を自己負担することになるわけです。

これを一生飲み続けることになるのですから経済的な負担は大変なことになるわけです。

一年のうちには他の病気やケガもあるかもしれませんから、医療費だけで相当な額の負担ですね。

命をつなぐにもお金次第ということになるのは辛いですね。

医療制度の改革が望まれます。

慢性骨髄性白血病:「命の薬」不況の影 1錠3200円、患者所得144万円減
<以下、記事の引用です>


慢性骨髄性白血病:「命の薬」不況の影 1錠3200円、患者所得144万円減

 ◇7割「負担重い」
 慢性骨髄性白血病(CML)の進行を抑える特効薬「グリベック」の医療費支払いを負担に感じている患者が急増し、現在では7割以上に達したことが東京大医科学研究所の研究チームの調査で分かった。高い医療費を理由に、内服の中断やその経験のある患者も3%いた。数年間で患者の所得が大きく減少していることが背景にあり、深刻な景気悪化が高額治療薬の使用に影響を与えていることが浮き彫りになった。【河内敏康】

 グリベックは1錠約3200円。患者は通常1日4錠、毎日服用する。国の高額療養費制度を活用しても、処方の頻度に応じて年間50万~20万円程度を自己負担する。

 研究チームは、血液専門医のいる医療機関485施設と患者会などにアンケート用紙を郵送。今年8月末までに回答が得られた患者566人分の実態を分析した。

 その結果、グリベックの医療費の支払いに負担を感じている患者が73%の412人に達し、使用中断を考えたことがある患者も37%の211人いることが分かった。また、医療費が高いため、内服を中断した人や、中断の経験のある人は3%の17人だった。

 患者の所得は、00年は533万円だったが、昨年は389万円と144万円減少していた。支払いに負担を感じている患者も42%から73%へと約30ポイント増えている。一方で、中断経験のある17人の08年の所得は300万円台が最も多かった。

 同研究所の児玉有子特任研究員は「グリベックの登場でCMLの生存率が伸びた。一方で、患者は高い治療費を長期間支払う。こうした治療薬が今後も増えるだろう。限られた医療財源の中で、患者をどこまで救済していくのか議論が求められる」と話す。

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 ■解説

 ◇「特定疾病」指定に透明性を
 高額な治療薬を使う患者が服用を控えるなど、不況が与える実態が浮かんだ。慢性骨髄性白血病(CML)の患者が使うグリベックは代表例だが、他の疾患でも同様の課題を抱えているとみられる。

 調査では、CML患者の悲鳴が寄せられた。服用を中断した男性(54)は「会社が倒産して無職になった。再発したら死ぬ覚悟だ」と打ち明けた。年収300万円台という女性(45)は「年をとれば働けなくなる。支払い続けるとなると先が不安で怖い」と訴えた。

 グリベック以外にも、大腸がん治療のアバスチンなど20~30種類の抗がん剤も高い治療費がかかる。国は高額療養費制度で、治療が長期化などして医療費が高額化する病気の患者を支援している。

 一方、厚生労働相が特定疾病(高額長期疾病)に指定すれば、医療費の自己負担は原則月1万円以内で済む。対象は、人工透析をしている慢性腎不全▽血友病▽一部の後天性免疫不全症候群(エイズ)の三つしかない。人工透析患者は約25万人と推定されるが、血友病患者は約5000人。エイズで特定疾病対象は約100人。CML患者数と大差なく、いずれも長期間の治療を強いられる。

 特定疾病に指定される対象は、患者や関係学会の強い訴えのほか、患者が出た行政上の責任も背景との指摘もあるが、線引きは不透明だ。国民負担で、どの病気の患者を、どこまで支えるべきか。難しい判断だが、行政の裁量に委ねるだけでは患者は納得できない。透明性のある議論を求めたい。

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 ■ことば

 ◇慢性骨髄性白血病(CML)
 白血球などになる前の多能性幹細胞ががん化して異常増殖する病気。急性骨髄性白血病と違い、症状の緩やかな数年の慢性期を経て、激しい症状が表れる急性転化期に移行する。治療しなければ死亡する。日本では毎年約600人が発症しているとみられ、患者数は約8000人と推定されている。

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