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がんの痛み 患者主体で対処

がんの痛み 患者主体で対処

がんの痛みについてのニュースがありましたのでご紹介します。

痛みを繰り返し感じていると、痛覚の神経が過敏になり同じような痛みでもより強く感じるようになってしまうのだそうです。

痛みを我慢しないで、痛みの弱いうちから鎮痛剤で十分使ったほうがよいとのことです。

がんの痛み 患者主体で対処 程度を数値化■麻薬系鎮痛薬も管理
<以下、記事の引用です>


がんの痛み 患者主体で対処
程度を数値化■麻薬系鎮痛薬も管理
 がん患者の約7割が感じるという痛みは多くの場合、鎮痛薬の種類と用量が適切なら緩和できる。だが、それには患者が痛みに関して医師に正確に説明し、タイミング良く服薬することが欠かせない。

 2006年末からは、モルヒネなどの麻薬系鎮痛薬の管理が入院患者にも認められ、患者がより主体的に痛みに対処できるようになった。


 痛みは、がんが大きくなり、周辺の臓器や骨、神経が圧迫されて生じる。さらに、痛みを繰り返し感じるほど、痛覚の神経が過敏になり、同じ痛みでもより強く感じるようになる。

 このため、国立がんセンター中央病院緩和医療科医長の的場元弘さんは「痛みが弱いうちから鎮痛薬を十分に使い、痛みを感じないようにしないと緩和効果が落ちる。我慢は禁物」と早期治療の重要性を説く。

 だが、痛みの感じ方は「ズキズキする」「刺すような」「鈍い」「しびれる」など、人によって様々。不眠、食欲不振、不安のように、痛みが生活に与える悪影響も個人差があり、薬の量を決める痛みの強さに至っては検査による客観評価ができない。

 緩和ケア医は、患者にとって想像できる最大の痛みを「10」として、今の痛みや治療の効果を数値化してもらったり、生活への悪影響が治療でどの程度改善したかを見定めたりして、患者が感じている痛みを把握しようと努める。その上で、モルヒネなどの麻薬成分が入った強力な鎮痛薬に切り替え、便秘、嘔吐(おうと)といった副作用を抑える薬を追加する。

 的場さんは「患者側も事前にポイントを整理し、医師に積極的に症状を訴えてほしい」と呼びかける=表参照=。


 薬を定期的に服用していても、突発的に激しい痛みが表れることがあるため、20、30分で効く薬を即座に飲むことも重要だ。だが、麻薬系鎮痛薬は病院では金庫で厳重に保管されているため、看護師が多忙な病棟では、なかなか薬を飲めないという問題もあった。

 そこで厚労省は06年12月に、医療機関向けの麻薬管理マニュアルを改訂。「患者自身が痛みの状況や服薬時間などを記録できる」ことを条件に、必要最小限の麻薬系鎮痛薬を患者が病室で保管できるようにした。

 的場さんは「痛みを自分でコントロールすることも大事な治療で、自己管理にはそうした意識を患者に持ってもらう目的もある」と指摘する。

 がんの痛みを伝えるポイント10か条

 〈1〉最初に痛みを感じたのはいつで、どのくらい続いているか

 〈2〉どこ(どのあたり)が痛いか

 〈3〉何をしたら痛みが強くなるか

 〈4〉何をしたら痛みが楽になるか

 〈5〉言葉で表現すれば、どのような痛みか

 〈6〉想像できる最大の痛みを「10」として今の痛みはどれくらいの数値か

 〈7〉痛みのために生活で困ることは

 〈8〉鎮痛薬などの緩和治療により、困っていることがどの程度改善したか

 〈9〉鎮痛薬の服用後、どれくらいで効果が出始め、どれくらい続いたか

 〈10〉鎮痛薬で何か副作用があったか

 (的場元弘さん監修)

(2009年5月17日 読売新聞)


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