乳がんについてのわかりやすい説明がありましたので引用させて頂きます。
乳がんも温存療法ですめばそれに越したことはないのですから勉強しなくてはいけませんね。
全摘手術でも温存手術でも術後の生存率が同じなら生活に支障のない方がいいわけですから見極めが大事です。セカンドオピニオンは重要だということですね。
<以下、読売新聞の記事の引用です。>
病院の実力 「乳がん」
リンパ節切らない工夫岩手医科大柏葉匡寛医師
病気別に医療機関の治療実績をまとめた「病院の実力」。今回は「乳がん」。専門医がおり、かつ年間の症例数が20例以上――などの条件を満たした「日本乳癌(がん)学会」の認定施設を、アンケートの対象にした。岩手県版では、手術数や温存率、同時再建手術の件数に加え、前回調査では実施の有無だけだった「センチネルリンパ節生検」の数を記載。「術前化学療法」の実施件数を新たに加え、「セカンドオピニオン」の受け入れ件数も示した。【センチネルリンパ節生検】
がんは、血管やリンパ管を通じて転移するため、乳がんの手術では脇の下のリンパ節も一緒に切除する。しかし、リンパ液の流れが滞って腕がむくむとリンパ浮腫の原因となる。そこで、がんが最初に流れ着くリンパ節(センチネルリンパ)に転移があるかをまず調べ(生検)、がんが見つからなければリンパ節の切除は控える方法が定着してきた。
【術前化学療法】
がんを切除した後に行うのが従来の抗がん剤治療だが、手術前に行うのが術前化学療法だ。〈1〉抗がん剤の効き具合がわかり、手術後の治療選択の参考になる〈2〉がんを小さくすることで乳房温存療法が可能になる――などの利点がある。
【セカンドオピニオン】
全摘手術が必要か、温存療法で良いのかなど、治療方針を決める際に、主治医とは別の医師の意見を聞くことは、納得して治療を受ける上でも大切だ。表には、治療は受けずに、セカンドオピニオンだけを目的とした受診者の数を示した。
■効果高い薬物療法
岩手医科大外科学講座の講師で乳腺専門医の柏葉匡寛医師(43)は、「乳房は自分の触感で異常を感知できる臓器。薬物療法の効果も高い」と話す。
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乳がんの発症は女性ホルモンと相関関係がある。初潮が早い人や出産経験がない人はリスクが高い。「授乳はがん発生を抑制するたんぱく質を分泌し、がんになる素地を小さくする」という研究報告もある。
早期発見には、日ごろの乳房のチェックと、がん検診の受診が大切だ。閉経前の人の乳房は、生理前が硬く、生理後は柔らかい。生理が終わった10日前後にチェックするとよい。乳がん検診は2年に1度は必ず受けてほしい。日本乳がん学会やマンモグラフィ検診精度管理中央委員会が公表している専門医などを参考に、病院を選ぶのがよい。
乳がんは化学療法の効果が高いが、吐き気などの副作用や、薬の種類によっては経済的負担も大きい。岩手医大では、医師が薬剤師や看護師と連携し、患者に最も望ましい治療法を選択するようにしている。
(談)
(2009年4月7日 読売新聞)
