癌細胞の発現を誘発する主要物質は、「LETM-1蛋白質」!
パク・チョンソン教授研究チームはこの「LETM-1」を過発現させて正常な細胞の壊死を確認した。そしてこのような壊死は細胞内でエネルギー代謝を調節するミトコンドリアの量を減少させて癌を誘発するという事実を究明した。
また、この蛋白質がミトコンドリア蛋白質の「MRPL36」と結合することでミトコンドリアのエネルギー生成を阻害するという事実をも初めて究明した。
ほとんど大部分のがんにあてはまることがわかり、これからの研究成果が期待されているようです。
<以下、記事の引用、抜粋です>
忠南大パク・チョンソン教授、LETM-1蛋白質の癌誘発を世界で初めて究明大徳所在の忠南大学校(総長ソン・ヨンホ)は3月30日に医科大学薬理学教室のパク・チョンソン教授が世界で初めて「LETM-1蛋白質」が癌細胞の発現を誘発する主要物質であることを確認したと発表した。
今回の研究結果は乳癌、大腸癌、肺癌、卵巣癌、食道癌、直腸癌、胃癌、子宮頚部癌など大部分の癌に当てはまることが確認された。
これまで学界では「LETM-1蛋白質」が深刻な成長遅滞、精神異常、小頭症、Greek helmet型の顔と唇や口蓋破裂、顔組織欠損症、心臓異常などを起こすヴォルフ・ヒルシュホルン症候群(Wolf-Hirschhorn Syndrome)を誘発する蛋白質と考えられてきた。
パク・チョンソン教授研究チームはこの「LETM-1」を過発現させて正常な細胞の壊死を確認した。そしてこのような壊死は細胞内でエネルギー代謝を調節するミトコンドリアの量を減少させて癌を誘発するという事実を究明した。
この研究結果は癌研究の最高権威誌である米国の『Cancer Research』誌インターネット版に3月24日付で発表され、4月に米国デンバーで開かれる米国癌学会(AACR)における発表が確定するなど国際的な注目を集めている。
現在、ミトコンドリアの損傷が癌の発生と代謝疾患において重要な原因となるという事実についてさまざまな報告が行なわれている。パク・チョンソン教授チームは「LETM-1」がミトコンドリア蛋白質の「MRPL36」と結合することでミトコンドリアのエネルギー生成を阻害するという事実をも初めて究明した。
研究チームは乳癌、大腸癌、肺癌、卵巣癌、食道癌、直腸癌、胃癌、子宮頚部癌などさまざまな癌について実験を行なった結果、癌の種類に関係なく同様の結果を得ていることから学界の関心を集めるとともに、今後の癌治療に新たな方法を提示することが期待されている。
