(6/24)糖尿病と癌(がん)の関連が徐々に明らかに
糖尿病とがんは仲のよい友だちのようですね。
仲良しにさせないように、体重減少、適度な運動、食生活の改善、禁煙など、
できることは全て改善していかねばなりませんね。
<以下、記事の引用です>
米国発ニュース
Today's News
(6/24)糖尿病と癌(がん)の関連が徐々に明らかに糖尿病患者は癌(がん)リスクも高いとのコンセンサス・レポートが、米国癌協会(ACS)と米国糖尿病協会(ADA)が共同で設置した専門家グループにより発表された。特に2型糖尿病と特定の癌との関連が認められているが、糖尿病そのものがリスクを増大させるのか、肥満などの共通する危険因子(リスクファクター)が原因なのかはわかっていないという。
別の研究では、インスリンなどを用いた糖尿病治療と一部の癌との関連も示されている。しかし、決定的なエビデンス(科学的根拠)はなく、インスリンが原因なのか、その他の糖尿病の危険因子が関与しているのかを明らかにするのは難しい。肥満者やインスリン値の高い人は特定の癌への罹患率が高いことがいくつかの疫学的研究から示されているが、あらゆる癌に当てはまるわけではないため複雑な問題であると、著者の1人である米マサチューセッツ大学メモリアル・メディカルセンターのDavid Harlan博士は述べている。Harlan氏によると、インスリンと癌については今後も研究を重ねる必要があるのは明らかであるが、懸念されるのは、癌に対する恐れから糖尿病患者がインスリン治療を避けようとすることだという。「実際は糖尿病による合併症リスクの方がはるかに大きい」と同氏は指摘している。この報告は、医学誌「CA: A Cancer Journal for Clinicians(臨床医のための癌ジャーナル)」オンライン版に6月16日掲載された。
糖尿病と肝癌、膵癌、子宮内膜癌、結腸直腸癌、乳癌および膀胱癌の間に関連がみられるというエビデンスが見つかったが、一方で、興味深いことに、糖尿病が前立腺癌の“低”リスクに関連しているというエビデンスも見つかっている。報告の筆頭著者である米ハーバード大学公衆衛生学部(ボストン)のEdward Giovannucci博士は、インスリンおよびインスリン様成長因子が一部の癌を促進する可能性がある点、また2型糖尿病患者は診断される前に血液中のインスリンレベルが高い状態が何年も続いていることが多い点を指摘するとともに、2型糖尿病と癌には、肥満をはじめいくつかの共通する危険因子があると述べている。また、2型糖尿病治療薬メトホルミンによる癌予防効果を示した研究があることも明らかにされている。
Gionannucci氏によると、今回の研究から言えることは、体重減量、運動、食生活の改善、禁煙などの生活習慣の改善によって、糖尿病および癌リスクに対して大きな効果が得られるということだという。別の専門家もこれに同意するとともに、アルコールの摂取を控えること(女性は1日1杯、男性は1日2杯まで)も重要であると指摘している。
原文
[2010年6月16日/HealthDay News]
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